金蘭千里学校案内2018
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21勉強間で効果的に勉強しているようです。 クラブとの両立に限らず、独自の勉強のしかたを語ってくれたのは西尾くんです。「『これはやらないといけない』という優先順位をつけて勉強する。苦手科目は、やる前から『無理だ』と思わず、まずやってみる気持ちで取り組む。テストの後は何が悪かったのか、すぐに見直して覚える」といった基本的なものから「苦手なものこそ、あえて自分に課して、追い詰める」という精神的なことも話してくれました。自分に叱咤激励していくことで、自分をマネジメントしていくことが大事だと言います。 勉強方法は人それぞれではあるものの、クラブ活動を楽しみながら勉強にも全力で取り組もうと努力する姿が浮かんできます。  昔も今も変わらない︑ 毎朝の20分テスト変わりゆく金蘭千里ですが、ずっと変わらないものが「20分テスト」。在校生、卒業生に学校生活の話を聞くと、必ず出てくるのが「毎朝の20分テスト」に関するエピソードです。創立以来続いている「20分テスト」は、今や金蘭千里の代名詞。最近ではこのシステムを取り入れる学校も増えてきているようで、その学習効果の高さを物語ります。 「20分テストは魅力的。勉強の習慣をイヤでもつけさせてくれる」という西尾くん。入学間もない頃は、毎日「明日は社会だ、明日は数学だ…」と追われるような気持ちだったそうですが、中学1年の冬頃には勉強習慣も身について、慣れてきたといいます。垰たおもと本さんや水谷くんも、中学1年の2〜3学期には慣れてきたと話しますが「20分テストは慣れてきて点も取れるけど、課題テストや総合テストといった、季節ごとの大きなテストはまだうまくいかない」と水谷くん。そこで先輩の山田さんが「20分テストさえちゃんとやっていたら、ある程度、課題テストや総合テストでも、積み上げたものがあるので、ある程度点は取れる」とアドバイス。川野先生も「間違った部分の見直しなど、日頃の20分テストの取り組み方の工夫が、総合テストなどの大きなテストにも生きてくる」とエールを送ります。毎日の20分テストは慣れるまでは大変なようですが、その積み重ねこそが、確かな学力を形成していることがうかがえます。 4人とも異口同音に「入学したての頃は、毎日追われるように勉強していた」という20分テストですが、いつしか日々勉強する習慣がつき、毎日がテストという環境にも慣れてくると言います。特に山田さんは「充実感を感じるのは20分テスト」ときっぱり。「毎日のテストで小刻みに席次が出るので一喜一憂することもありますが、そのたびに反省したり考えたりできる」と、かなりの手応えを感じているようです。「長期の休みで20分テストがないと、なんだかリズムが狂う」とも。それほど、金蘭千里の生徒にとって20分テストは日々の習慣として身についていると言えそうです。 さまざまな学校行事を 通して高まる︑ クラスの団結力学校生活を語る上で、勉強やクラブ活動と並んで生徒達の印象に残るのが、学校行事です。金蘭千里では、キャンプ、文化祭、体育祭、校外学習、合唱金蘭千里の、今とこれから20分テストは魅力的。勉強の習慣をイヤでもつけさせてくれる

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